北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Microcode Bug Affects Intel Skylake and Kaby Lake CPUs(PC Perspective)
Hyper-Threading erratum rears its head in Skylake and Kaby Lake(The Tech Report)
Critical Flaw in HyperThreading Discovered in "Skylake" and "Kaby Lake" CPUs(techPowerUp!)
[WARNING] Intel Skylake/Kaby Lake processors: broken hyper-threading(Debian project)
Skylake/Kaby Lakeでシステムクラッシュを引き起こすエラッタが発見。BIOS更新が必要(Impress PC Watch)

これはIntelの“Skylake”ならびに“KabyLake”でHyperThreading technologyをサポートするProcessorのmicrocodeに関する欠陥である。この欠陥により、システムが予期せぬ動作を引き起こす恐れがある。このエラーがー生じた場合アプリケーションやシステムの異常動作やデータの破壊・損失が起こる恐れがある。

Debian projectのこの注意文章はこの欠陥がDebian開発者から直接報告されたことにより発行されたものである。
 
一昨日頃から話題になっていたため既にご存じの方もいるかもしれませんが、“Skylake”と“KabyLake”のHyperThreading technology周りにエラッタが発見されたようです。最初の報告はDebisan開発者により行われたようで、OCamlコンパイラの使用中に引き起こされたとあります。

もう少し詳しい内容がDebian projectの文章に記載されています。

これはSKZ7/SKW144/SKL150/SKX150/SKZ7/KBL095/KBW095と呼ばれるエラッタで、短いループでAH/BH/CH/DHレジスタを用いたときに予期せぬ動作を起こしうるものである。複雑なmicro-architectural conditions下において、64命令かの短いループを、AH, BH, CH, DHいずれかのレジスタを用い、さらにそれぞれに該当するより広いレジスタ(AHであればRAX, EAXないしはAX)が用いられた時、システムが予期せぬ動作をするものである。この現象は同一の物理Processorにおいて2つの論理Processorが動作していたときに起きる。

Debian projectの文章が発行された時点では、対策として“Skylake”のmodel 78ないしは94のstepping 3であればintelのmicrocode version 3.20170511.1を充てることで対処が可能で、それ以外はHyperThreading technologyを無効化することが選択肢としてあげられていましたが、少し時間が経過した現在では、BIOS updateにより対処が可能になるだろうと見込まれています。またThe Tech ReportによるとWindowsユーザー向けにはIntelとMicrosoftが協同し、Windows updateを通じてCPU microcodeの更新を行って対処する模様です。

少なくとも古のPentium(今となっては懐かしいね)やいつぞやのIntel 6 series初期revision(これは私も食らった)のように製品の回収に至ることはなさそうです。



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コメント
この記事へのコメント
156666 
Ryzen SEGV Battleは記事無いんです?
2017/06/27(Tue) 22:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156667 
こういうのが出てきても、BIOSアップデートで修正が行えるのが昔と違って良い部分ですね。
2017/06/27(Tue) 22:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156668 
Windows updateで更新した結果いつぞやのAMDが如く論理コア数を半分にされたりして。。。
2017/06/27(Tue) 23:28 | URL | LGA774 #1Nt04ABk[ 編集]
156674 
BIOS/UEFIなりOSなりで対応はできるとして、気になるのはそれによるパフォーマンス低下よね。
さすがにHT無効と大差ないレベルとかならリコールものだろうけど、Phenomのときみたいに1割近くも落ちるようならけっこうショックだ。
2017/06/28(Wed) 01:07 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156676 
というかPentium事件の教訓として、後から修正可能な仕組みを作ったんじゃないの?
2017/06/28(Wed) 01:21 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156680 
十分枯れたように見えてもまだこんなエラッタ出てくるものなんだね。
2017/06/28(Wed) 08:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156684 
なお、IntelのCPUにはWin10乗っ取りに悪用される欠陥もあるもよう
http://www.tomshardware.com/news/windows-10-rootkits-intel-pt,34867.html
                          
2017/06/28(Wed) 21:56 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156686 
去年1月あたりに騒がれてたのとは別か。あれもHT絡みだっけか?
2017/06/29(Thu) 00:26 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156707 
Phenomの時とだいぶ扱いが違うよね(笑)
2017/06/30(Fri) 06:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
156761 
>>156676
致命的な不具合を避ける手段ではあるけれどパフォーマンス低下はしないという仕組みではないのよ
2017/07/04(Tue) 18:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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