北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD Ryzen Quad-Core 2+2 vs. 4+0 Core Distributions Compared(techPowerUp!)

Ryzenは現在8-coreのRyzen 7が出回っており、次に6-coreと4-coreのRyzen 5が来月上旬に予定されています。Ryzenに使用されている“Summit Ridge”は8-coreのダイで4-core+L3=8MBを一単位とするCCXが2基搭載されています。

8-coreのRyzenは全てのコアが有効化されたもので、次に登場する6-coreのRyzenは4-coreで構成されるCCXのうち1-coreを無効化して3-coreとし、3-coreのCCXが2基載せられた形となります(4-core+2-coreという構成ではない)。では4-coreはどうなるのか、という話になります。

原理的にはCCX 2基構成は維持したままCCXのコアを2つ無効化し2-coreのCCX×2とするか、あるいはCCX 1基構成とするかの2通りとなります(L3=16MBの場合は前者でないと難しそうだが)。
 
では4-coreにおいて2-core+2-coreが良いのか、それとも4-core+0-coreが良いのかを検証したのが今回のtechPowerUp!の記事となります。

Ryzen 7とASUSのマザーを用い、擬似的に2-core+2-coreおよび4-core+0-coreの環境をBIOSの設定で作り出して検証しています。周波数は4.00GHzで統一しています。

結論としては両者ともほとんど差が無いか4-core+0-coreの方が若干良いとなっていますが、ほとんど差が無い項目は8-coreや6-coreともそれほど差が無く、一方8-coreと6-coreで差が出るケースでは4-core+0-coreの方が2-core+2-coreよりも良いという傾向が見られます。ただ、今回行われたベンチマークはいずれもゲームのベンチマークであることは留意しておいた方が良さそうです。CPU性能をより要求する環境ではまた違ってくる可能性はあります(Intel CPUではコア数・スレッド数の差で違いが出ているのに、Ryzenではそれが出ていないような項目もあり、Ryzenに対する最適化も進んでいないのではないかという疑問も生じる)。

より興味深いのはASUSのDowncore controlの選択項目で1-core+1-core, 2-core+0-core, 3-core+0-core, 2-core+2-core, 4-core+0-core, 3-core+3-core, Auto (4-core+4-core) と多彩な選択肢があることです。この選択肢を見ると2基のCCXは同数となるか、片方を完全に無効化するかのどちらかの状況を選択できるようになっています(逆に言えば2基のCCXを有効化しつつコア数が違うような設定―たとえば4-core+3-coreや3-core+2-coreのような変態構成は不可能なよう)。この挙動は非常に興味深いものです(もし16-core Ryzenが登場したらCCXは4基構成となるが、その場合3-core+3-core+3-core+0-core=9-coreのような怪構成は可能なのだろうか? できても意味はあまりないであろうが・・・)




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コメント
この記事へのコメント
155677 
CCX構造の特性上1CCXで負荷かけてメモリの限界迎えるのと2CCXでinfinity fabricでブリッジで速度おちるのと引き替えに分散させることで処理速度低下を免れてる?という結果なのだろうか

とにかくソフトウェア次第で2+2か4の関係は変動しそう
2017/03/31(Fri) 13:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
155734 
多分arbitration unitがインフィニティファブリックにあるから1CCXだろうと2だろうと基本変わらなそう。
2017/04/01(Sat) 22:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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