北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Exclusive: First details about AMD VEGA10 and VEGA20(VideoCardz)
AMD Vega 10, Vega 20, and Vega 11 GPUs Detailed(techPowerUp!)
AMD Vega 10 scores 24 TFlops(Fudzilla)

現行の“Polaris”の次の世代のGPUとなる“Vega”は“Vega 10”と“Vega 11”の2種類があると言われてきましたが、今回新たに入った情報によるとどうやらこれだけではないようです。

◇“Vega 10”
“Vega 10”は2017年第1四半期に登場する。Compute Unit数は64で、16-bit―半浮動小数点演算性能は24TFlopsとなる。“Vega”は14nmプロセスで製造されるGFX9 architectureのGPUとなり、メモリは16GBのHBM 2でメモリ帯域は512GB/sに達する。Typical Board Powerは225Wとなる。また“Vega 10”のDual-GPUカードが2017年第2四半期に登場し、こちらのTypical Board Powerは300Wとなる。

※初出時に単精度浮動小数点演算性能としていましたが正しくは16-bit―つまり半精度浮動小数点演算性能です。ご迷惑をおかけしました。
 
Compute Unitが64ということはStreamProcessor数は4096となります。この数字自体は概ね今までの予想通でしょう。新しいのは単精度浮動小数点演算性能が24TFlopsであると明らかにされたこと、“Vega 10”のDual-GPUカードの存在の2種類でしょうか。

なおGFX9 archicetureは“Vega”世代のGPUを示しているようで、VideoCardzでは“Hawaii”がGFX7、“Polaris”がGFX8であるとしています(“Tonga”がGFX8で“Polaris”はGFX8.5という情報も見た気がするがここは主題ではないのであまり深くは考えないでおこう)。

◇“Vega 11”
AMDは来年中に“Polaris 10”を“Vega 11”で置き換えることを計画している。スペックについてはまだ不明であるが、製造プロセスは“Vega 10”と同じ14nmプロセスとなる。

“Vega 11”については今までの情報でも揺れ動いており、“Vega 10”の上のコアになると言った情報もありました。今回の話では“Vega 10”の下に位置し、“Polaris 10”を置き換える存在になると述べています。“Vega”と“Polaris”は上と下で並列するのかと思っていましたが、意外とそうではないのかもしれません(今回は置き換え対象に挙がっていない“Polaris 11”は生き延びるのかもしれないが)。

◇“Vega 20”
今回最も興味深く、そして初めて聞く名が“Vega 20”である。“Vega 20”は7nmプロセスで製造されるGFX9 architectureのコアとなる。“Vega 20”は32GBのHBM 2を搭載し、1TB/sのメモリ帯域を有する。一方でTypical Board Powerは150W前後となる。PCI-Express 4.0に対応し、Compute unit数は64となる。

上でも述べたとおりGFX9 architectureは“Vega”世代のGPUを指します。“Vega 20”はこの通りであれば“Vega 10”を7nmプロセスに微細化し、搭載するHBM 2の容量と速度を引き上げたものと言えます。また微細化に伴い、同じCompute Unit数ながらもTypical Board Powerは“Vega 10”の225Wから“Vega 20”では150W前後にまで引き下げられています。

◇“Navi 10, 11”
“Navi 10”と“Navi 11”は現在のところ2019年となるようだ。つまりロードマップが変更され、“Navi”は1年後ろにずらされたことになる。

もともと“Navi”が14nmプロセスでなくより微細化したプロセスで製造されるものであるならば、微細化とアーキテクチャの変更を同時に行うよりも従来アーキテクチャのまま微細化したものを挟んだ方が安全と判断されたのかもしれません。その従来アーキテクチャのまま微細化したものがここでは“Vega 20”となります。“Navi”世代が2019年ならば2018年のGPUとして“Vega 20”の他に、上位になるか下位になるかはわかりませんが“Vega 21”と呼ばれるものも出てくる可能性はあるでしょう(もっともコストをかけたくないローエンドは“Polaris 11”がしぶとく生きながらえそうな気がしなくもない。AMDにしろNVIDIAにしろローエンドはもはやあまりリソースを割きたくなさそうである)。



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コメント
この記事へのコメント
153777 
流石にVega20は眉唾物だが、なんだこの24TFLOPSという化けものスコアは。

でもPolarisをVegaで置き換えるとしても早くないかなあ
2016/09/21(Wed) 02:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153780 
HBM2なのに512GB/sしかないのか
あと単精度じゃなくて半制度(16bit)です
単精度で24Tだとクロックが3GHzになる
2016/09/21(Wed) 05:39 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153782 
>単精度浮動小数点演算性能は24TFlopsとなる。

これにびっくりして元記事見に行ったら

>24 TFlops of half precision performance and 12 TFlops of single precision performance.

って書いてあったから
半精度浮動小数点演算性能が24TFlopsで
単精度浮動小数点演算性能は12TFlopsみたいだね
2016/09/21(Wed) 22:01 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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