北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Intel、Kaby Lakeこと第7世代Coreプロセッサを正式発表(Impress PC Watch)

Intelは8月30日、“KabyLake”こと第7世代Core i processorを正式発表した。

今回発表された“KabyLake”はMobile向けのU seriesこと“KabyLake-U”とCore m seriesの後継となるY seriesこと“KabyLake-Y”となります。前者がTDP15W、後者がTDP4.5Wとなります。

なおそれ以外のSKU―デスクトップ向けの“KabyLake-S”やハイエンドノートPC向けの“KabyLake-H”は2017年1月の発表になると伝えられています。
 
8月30日22時20分現在ではIntel ARKにも第7世代Core i seriesは掲載されていませんが、ラインナップはU seriesが3種類、Y seriesが3種類と伝えられています。そのラインナップは以下の通りです。

◇7th Gen. Core i/Core m series(KabyLake / 14nm)
  i7 7500U 2-core/4-thread 2.70GHz/TB 3.50GHz iGPU=GT2 TDP15W $393
  i5 7200U 2-core/4-thread 2.50GHz/TB 3.10GHz iGPU=GT2 TDP15W $281
  i3 7100U 2-core/4-thread 2.40GHz/― iGPU=GT2 TDP15W $281
  i7 7Y75 2-core/4-thread 1.30GHz/TB 3.60GHz iGPU=GT2 TDP4.5W $393
  i5 7Y54 2-core/4-thread 1.20GHz/TB 3.20GHz iGPU=GT2 TDP4.5W $281
  m3 7Y30 2-core/4-thread 1.00GHz/TB 2.60GHz iGPU=GT2 TDP4.5W $281

メモリはいずれもDual-channel対応でU seriesがDDR3L-1600/LPDDR3-1866/DDR4-2133に対応し、Y seriesがDDR3L-1600/LPDDR3-1866に対応します。iGPUのブランド名は明かされておらず、24 EUのGT2であるとだけ伝えられています。

“KabyLake”で唯一改良されたのがiGPUのビデオエンジンでMulti Format codX(MFX)およびVideo Quality Engine (VQE) の改良が施され、エンコード/デコード性能・機能が向上されている模様です(10-bit HEVCと8-bit VP9のハードウェアデコーダ/エンコーダおよび10-bit VP9のハードウェアデコーダの追加等)。一方でCPUやGPUそのものは“Skylake”と同等の模様です(・・・実質Skylake Refreshと言ってよさそうである)。

(9月3日追記分)
第7世代Core processor(Intel ARK)

Intel ARKに“KabyLake”が第7世代Core processorとして登録され、iGPUの周波数などの詳細なスペックも明らかになりましたので以下に追記します。

Core i7, i5, i3 m3(KabyLake / 14nm+)
コア数
スレッド数
定格周波数
TB時周波数
キャッシュTDP対応メモリ
GPU
EU数GPU周波数
Core i7
7500U
2-core
4-thread
2.70GHz
TB 3.50GHz
L2=256kB x2
L3=4MB
15W2ch
DDR4-2133
LPDDR3-1866
DDR3L-1600
'16/8/30
$393
HD graphics 620
24300MHz
TB 1050MHz
Core i5
7200U
2-core
4-thread
2.50GHz
TB 3.10GHz
L2=256kB x2
L3=3MB
15W2ch
DDR4-2133
LPDDR3-1866
DDR3L-1600
'16/8/30
$281
HD graphics 620
24300MHz
TB 1000MHz
Core i3
7100U
2-core
4-thread
2.40GHz
L2=256kB x2
L3=3MB
15W2ch
DDR4-2133
LPDDR3-1866
DDR3L-1600
'16/8/30
$281
HD graphics 620
24300MHz
TB 1000MHz
Core i7
7Y75
2-core
4-thread
1.30GHz
TB 3.60GHz
L2=256kB x2
L3=4MB
4.5W2ch
LPDDR3-1866
DDR3L-1600
'16/8/30
$393
HD graphics 615
24300MHz
TB 1050MHz
Core i5
7Y54
2-core
4-thread
1.20GHz
TB 3.20GHz
L2=256kB x2
L3=4MB
4.5W2ch
LPDDR3-1866
DDR3L-1600
'16/8/30
$281
HD graphics 615
24300MHz
TB 950MHz
Core m3
7Y30
2-core
4-thread
1.00GHz
TB 2.60GHz
L2=256kB x2
L3=4MB
4.5W2ch
LPDDR3-1866
DDR3L-1600
'16/8/30
$281
HD graphics 615
24300MHz
TB 900MHz


いずれもConfigurable TDPに対応しており、U seriesのCore i7とi5はTDP25Wまたは7.5Wの設定が、i3は7.5Wの設定が可能です。一方Y seriesはTDP7Wまたは3.5Wの設定が出来ます。搭載できるメモリの最大容量はU seriesが32GB、Y seriesが16GBとなります。PCI-Expressレーン数もU seriesとY seriesで異なっており、前者がPCI-Express 3.0を12レーン、後者がPCI-Express 3.0を10レーン搭載します(ただし、どちらもx8レーンを出すことは出来ず、x4レーンが最大となる)。
U seriesのiGPUであるHD graphics 620とY seriesのiGPUであるHD graphics 615の表面上の相違点はかなり限定的で、DisplayPort/eDPの出力が前者が4096×2304@60Hzまで対応するのに対し、後者は3840×2160@60Hzまでにとどまるという点のみにとどまります(強いて言えば扱えるメモリの容量も異なるが、これはどちらかというとメモリコントローラの制約か。)。ただし、Boostの効き方が異なるなどの違いはあるかもしれません。



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コメント
この記事へのコメント
153561 
12%ほどの性能向上というのも、やはりクロック引き上げのためで、CPU部分に変更はないんですね。で、唯一変更されたのはGPUの一部…と。
なぜSkylake Refreshにしなかったんでしょうね。マーケティングの関係?

クロップアップで純粋に性能アップはいいのですが、あまり魅力を感じないのもまた事実。
にしても、TOCK+はモバイル優先という形式が慣例になるんでしょうかね、結局デスクトップ版が出なかったBroadwellの動きも考えるとそんな予感が。
2016/08/30(Tue) 23:04 | URL | LGA774 #90LdKUd6[ 編集]
153562 
思ったより早く発表あったな。
まぁこのマイナーチェンジじゃぁな。
2016/08/30(Tue) 23:56 | URL | _ #-[ 編集]
153563 
m3 7Y30 TDP15W → 4.5W
2016/08/31(Wed) 01:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153565 
CPUに関して言えば、14nmプロセスの成熟による周波数の向上くらい?
skylakeの拡張に対する性能向上が芳しくないのに何かしらの原因があり、それが解消されてIPC10%向上みたいなのは結局無いか…
今後はマルチスレッドや拡張命令にソフトを最適化することでしか性能は上がらないのかな
2016/08/31(Wed) 04:36 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153567 
IPC1割増しとは一体……うごごご!
2016/08/31(Wed) 08:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153569 
m3のTDPが15Wとなってますよ。
2016/08/31(Wed) 11:54 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153572 
Broadwellから数えて3世代目の14nm。Skylakeリフレッシュとは言うものの、周波数の向上やハードウェアデコーダの改良を考えると、真Skylakeというべき世代でしょう。デスクトップはあまり影響はないかもしれないが、Kabylake-Uでまさかの4C8Tモデル到来でさらに性能は高まると予想。
Skylakeのi7-6567U(eDRAM搭載モデル)はYoga900などで採用されていて、Kabylake-U世代の投入で2in1市場の性能がよりパワフルになる予感。
2016/08/31(Wed) 13:13 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153604 
あとは実際の消費電力だね。
このクラスを採用するノートPCは
ネットサーフィンくらいならシステム全体で10~20Wという世界。
1W削減するだけでも発熱やバッテリー駆動時間に大きな違いが出てくる。
2016/09/03(Sat) 19:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153605 
モバイル先行、デスクトップが遅れるのはチップセットの影響もあるかと

SoC向けのPCHと違って200シリーズではUSB 3.1をサポートするという話ですし
2016/09/03(Sat) 21:42 | URL | LGA774 #-[ 編集]
153606 
4コアまでは対応してるソフトも多いので、リニアに性能伸びますからねぇ
というわけでU最上位かHの省電力版に期待ですかね
2016/09/03(Sat) 22:29 | URL | LGA774 #mQop/nM.[ 編集]
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