北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD’s Zen Based Opteron Processors To Feature 32 Cores in MCM Package – 8 Channel DDR4 Memory Support(WCCF tech)
Technology and Market Trends for the Data Centre(CERN Document Server)

データセンター向けの市場傾向および技術に関するディスカッションにおいて、Liviu Vaisan氏(computing engineer at CERN)がAMDの“Zen”世代Opteronの詳細を記したスライドを明らかにした。

明らかにされたのは“Upcoming AMD x86 Processor”と題されたスライドで、CERN Document Serverで公開されている13枚目(2分3秒)のスライドがそれです。
 
このスライドには現行世代のAMD Opteron Processorは2011年にリリースされたものであると前置きをした上で、新たな“Zen”世代の特徴として、14nmFinFETプロセスで製造されること、現行のAMD CPUと比較してIPCが40%改善されること、最大32-coreとなり加えてSymmetrical Multi Threading (SMT) を搭載することが挙げられています。ここまでは今までも何度か繰り返されてきたことです。さらにPCI-Express 3.0のサポートとDDR4のサポートがありますが、これもそれほど新味のある情報ではありません。ただし、DDR4メモリのサポートは8 channelになるとあり、ここは比較的新しい情報となります。

スライドにはこの32-coreの“Zen”世代OpteronがMCMになるという直接的な記載はありませんが、Liviu Vaisan氏が口頭で「この32-coreにはトリックがある。16-coreのダイ2つを1つのパッケージに収めて32-coreを実現する」と述べています。つまり、現行のOpteron 6000 seriesと同じ手法がとられるわけですが、Opteron 6000 seriesと異なるのはこれが8ch DDR4に対応することで、1ダイあたり4ch DDR4に対応することになります。またダイあたりのコア数も16-coreとOpteron 4300の8-coreから大幅に増強されます。もし、現行のOpteron 6000, 4000と同じような2段階構成の製品ラインナップとなるのであれば、上位製品群は8ch DDR4対応で最大32-core、下位製品群は4ch DDR4対応で最大16-coreとなるでしょう。

なお、スライドには「現在の製品は2011年にリリースされたもの」とありますが、これは初代“Bulldozer”コアのOpteron 6200/4200を指しているものと考えられ、現在の最新世代である“Piledriver”世代のOpteron 6300/4300は2012年11月と12月のリリースとなっています(後にOpteron 6300の一部に“Warsaw”と呼ばれるC/P改善モデルが2014年1月にリリースされているが、コアは変わっていない)。しかしそれでも3年以上前の製品であり、Livus Vaisan氏の講演でも「AMDの(サーバー向けのシェアは)0に近い」と評される始末です(IFを言っても仕方ないとは思うのだが、SocketG34/C32続行ではなく、新SocketのSocketG2012/C2012を採用した“Terramar / Sepang”が投入されていたら、継続的に新コアが投入されていたのだろうか。この流れであればFX CPUにはSocketFM2採用の“Komodo”が来たはずなので、デスクトップ向けのSocketはSocketFM2に統一され、新型FX CPUの投入も今よりは行いやすかっただろう)。FX seriesやOpteronを待っていた方にはあまりにも長い空白期間になってしまいましたが、ようやく“Zen”という待望の新コアが登場することになりそうで、それだけに期待も膨らみます。


PCパーツの通販は・・・
ソフマップicon 1's TSUKUMO ネットショップ ドスパラ パソコン工房

コメント
この記事へのコメント
151403 
>今までも何度かクリ化されてきた
言葉の意味はわからんがとにかくすごい卑猥さだ
2016/02/11(Thu) 02:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
151404 
4コアで1ユニットってことは4つの整数演算器に対して一つの浮動小数演算器って構成でいいのかね?
2016/02/11(Thu) 04:01 | URL | LGA774 #-[ 編集]
151405 
コアが増えると主記憶と競合するから、
CPU側のキャッシュが増える。

10コアくらいのTPDが50ワットくらいを出して欲しいのぅ・・。
2016/02/11(Thu) 07:02 | URL | 乖離 #mQop/nM.[ 編集]
151407 
クリ化? 不健全な香りがしますね

まあ現行モデルの16コア2-Wayでも、個人用途ならあと10年くらい交換の必要もない性能ではある。
2016/02/11(Thu) 09:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
151409 
IPC40%改善がAMD独自解釈の1モジュール辺りなのか、それとも世間一般で言うところの1コア(1T)辺りなのか、そこが最大の問題
2016/02/12(Fri) 08:14 | URL | LGA774 #djiDnZP2[ 編集]
151412 
やっぱり32CoreはMCMか。まあ1つで作る体力は今AMDに無いだろうからな。

これでダイは8coreと16coreの2つだけで済むし、HPC向けのAPUは16Core+GPUのMCMでできる。リスクは大分減るな。

あとは一般向けに16coreが来てくれるかどうかだけど。さてどうなるか。クロック上がらなそうだし難しいかな。
2016/02/12(Fri) 11:59 | URL | LGA774 #QXJr09S.[ 編集]
151419 
>>151412
一般向け? 個人向けエンタープライズという選択肢があるじゃないか
2016/02/13(Sat) 11:41 | URL | LGA774 #-[ 編集]
151467 
CRENじゃなくてCERNなんだけどわざと間違えてるの?
2016/02/20(Sat) 12:19 | URL | LGA774 #-[ 編集]
コメントを投稿する(投稿されたコメントは承認後表示されます)
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://northwood.blog60.fc2.com/tb.php/8428-6371a83c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック