北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Intel readies ‘Ice Lake’ processors with integrated voltage regulator(KitGuru)
Intel axes Fully Integrated Voltage Regulator for 'Skylake' and 'Kaby Lake'(Hardwareluxx)

Intelは元々2016年に予定されていた“Cannonlake”をキャンセルし、代わりに“KabyLake”を2016年に投入する。そしてIntelの最初の10nm世代のCPUは2017年の“Ice Lake”になるという。そしてこの“Ice Lake”では再びFully-integrated voltage regulator (FIVR) が搭載されるという。

“Haswell”と“Broadwell”以外の全てのIntel CPUはマザーボードにある電圧レギュレータを必要とする。FIVRは“Haswell”と“Broadwell”で採用され、マザーボードの設計を劇的にシンプルにするとともに、CPUへの電源供給をより細かく制御することができるようになり、消費電力の最適化を実現した。しかし不幸なことに“Skylake”と“Kaby Lake”ではFIVRは搭載されない。しかし、Intelは2017年の“Ice Lake”で再びFully-integrated voltage regulator (FIVR) を導入する。
 
“Ice Lake”についてはほとんど分かっていないが、名前から判断する限りではマイクロアーキテクチャは“Skylake”と似たものになるとみられる。しかし、2017年のリリースであることを考えると、“Ice Lake”は512-bit AVX命令を搭載する可能性はある。

そもそも“Skylake”と“Kaby Lake”で何故FIVRを搭載しないことになったのかがまず不明である。FIVRはオーバークロック性能を上げ、特にエンスージアスト級のCPUでは重要である。

“Kaby Lake”は14nm FinFETプロセスで製造され、LGA1151マザーボードに対応する。一方、“Ice Lake”は新しいフォームファクタになる可能性があり、新しいマザーボードが必要となる可能性がある。

ここ最近、“Skylake”の次の世代のCPUが揺れ動いています。最初期の話では“Skylake”の次は10nmにシュリンクされた“Cannonlake”になると言われて、これは2016年に登場すると言われていました。
しかしここ1~2ヶ月間の情報では10nmの“Cannonlake”は後退し、“Skylake”と“Cannonlake”の間に14nmプロセスの“Kaby Lake”が2016年に登場すると言われる様になりました。
そして今回の情報では“Cannonlake”そのものがキャンセルとなり、新たに10nmプロセスの“Ice Lake”なるCPUが2017年に登場すると述べています。この“Ice Lake”の詳細はほとんど分かっていないものの、コードネームの命名規則からは“Skylake”を基本とするアーキテクチャであろうと推測されています。そしてこの“Ice Lake”では“Skylake / Kaby Lake”と異なり、FIVRが搭載されると今回の情報は指摘しています。FIVRは“Haswell”世代で導入されたもので、“Haswell”が登場した際はその有用性が強く強調されていました。ところが、“Skylake”(とそれに続く“Kaby Lake”)ではどういうわけかFIVRが搭載されない模様で、今の今までその理由については明らかになっていません(正直初めは何かの間違いだと思った。“Skylake”のFIVRに言及した初出の情報を読んだときもまさかFIVRを外すなどということはないと思い込みがあったため、派手な誤訳をやらかしてしまった)。そのため、FIVRが再び搭載されることになる“Ice Lake”ではむしろ再び元の路線に戻った印象を受けます。



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コメント
この記事へのコメント
148960 
最近Cannonの話を聞かないなと思ったらやっぱりキャンセルか

Kabyは14nmだし、外したはずのFIVRを復活するし…ロードマップとは一体w
2015/07/13(Mon) 22:16 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148962 
FIVRを外したのは、パフォーマンス的に満足なものを作れなかったからでしょ
理屈の上ではオンダイのほうがCPU性能が向上するに決まっているが
回路的に電流量や動作温度などの仕様要求はかなりハードな代物
むしろこんなパワー部品をよくCPU上に作ったもんだと関心する
2015/07/14(Tue) 01:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148965 
FIVRは発熱が大きいのが問題なんじゃないかなと思ったり

しかし10nm Tick世代はSkymont→Cannonlake→Ice Lakeと二転三転してますなぁ
Skymontなんて32nmの頃から名前出てなかったっけ
2015/07/14(Tue) 01:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148968 
オンダイのL:インダクターが高いからかも?
Skylake/Babylakeのメインはノート用だから、プロセスのシュリンクの省電力化で行く、
システムとしては大電力で、きめ細かい電力制御が必要なサーバーはFIVRを継続では?
 で、DeskTop用チップは出目がサーバー系ならFIVRを搭載、ノート系が出目ならFIVRを非搭載ってことでは?
2015/07/14(Tue) 09:45 | URL | LGA774 #yRtRa6Rk[ 編集]
148970 
印象的に"Haswell"/"Haswell-R"/"Broadwell"持ちは、
"Ice Lake"まで様子見で何ら問題なさそう。
2015/07/14(Tue) 09:59 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148977 
調べたらSkymontの初出は2011年4月だな (http://northwood.blog60.fc2.com/blog-entry-4770.html)
RockwellがBroadwellに名前が変わったのもここ

で…Skylake…ええ…Larrabee 2統合…?
すっかりXeon Phiとかいう一般人には手が届かない代物になってしまったので隔世の感がある記述だ…
2015/07/14(Tue) 13:26 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148979 
Ice Lake・・・薄氷を踏むが如し
2015/07/14(Tue) 20:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
149013 
SkylakeでFIVRがオフダイになったことの衝撃はありますが、もともとFIVRはIntelの既定路線なだけにIce Lakeで元に戻っただけとも言えますね。

もっとも、皆が既定路線と思っていたからこそ、FIVRがオフダイになったことの衝撃があるわけで、管理人さんの気持ちもわかるwww

外す理由について、そもそもSkylakeのプロセスは前世代と同じ14nmなので熱的に厳しいという指摘は、うーんどうだろう、という感じ。
もしかすると、一時的なパテントトロール対策といった、政治的な判断かも。
(この場合、Intelがパラノイアでなくなったということになるので、個人的にはあってほしくないですが。)


余談ですが、スイッチングレギュレーター(DC-DC)を内蔵するのは、最近のSoCではそれほど珍しい話ではなくなってきていますが、IntelのFIVRの特徴として、16フェーズの140MHzで動作させる(Haswell)ため、きめ細やかな電力管理&高速レスポンスが可能な点と、インダクタをパッケージ基板上で形成している(オンダイではない、マザーボード基板とも違う)点にあります。
当初はインダクタもオンダイで搭載する予定でFIVR、文字通りFully-integratedとなっていましたが、直前にインテルまさかの方針転換でオフダイへ、現在は若干、羊頭狗肉な状態www
2015/07/17(Fri) 01:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
149032 
>>149013
定格で使うような普通のSoCのオンダイなレギュレータはともかくとして、指先ほどの14nmチップをOCして100W以上突っ込まれるような蛮用をされてもレギュレーションを維持しなきゃいけないのは、世界的にintelのCPUチップ以外に類を見ないコンディションでは?
しかも定格でもOCしても旧世代プロセスに負けることは許されないときてる
2015/07/18(Sat) 08:03 | URL | LGA774 #-[ 編集]
149053 
アナログ系はデジタル系よりシュリンクで小さくならないからコスト最優先で外したのではないかな
2015/07/19(Sun) 07:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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