北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
◇“Fiji”は“Carrizo”とともに6月3日に発表される・・・かもしれない
AMD may reveal new APUs and GPUs on June 3rd at Computex(HEXUS)
AMD To Debut Radeon 300 Series On June 3rd At Computex Along With Carrizo – “Comprehensive Details” Coming(WCCF Tech)

最新の情報によるとAMDはComputex Taipei 2015が開催される6月3日にイベントを開催するという。

AMDのイベントは「2015年のAMD製品の包括的な詳細」を明らかにするとされており、またプレスのメンバーには「AMDの最新の製品と先端技術、没入型のヴィジュアル、コンピューティング、ゲーム体験をお披露目する」となっている。手短に言ってしまうと、どうやら6月3日に今四半期にローンチされるであろうAMDの新APUと新GPUが公式に明らかにされるだろうと考えられるのである。

その6月3日に明らかにされるであろう新APUと新GPUが“Carrizo”と“Fiji”ではないだろうか、と予想されています。
 


◇“Fiji”のリテール価格は$849・・・らしい
AMD Fiji aims at $849 retail price(Fudzilla)
AMD’s flagship ‘Fiji XT’ to use new branding and cost $849 – rumours(KitGuru)
AMD’s Radeon Fiji XT Lineup Features 4GB HBM Single GPU and 8GB HBM Dual GPU Version – Official MSRP to be $849(WCCF Tech)

“Fiji XT”の性能は良好であるが、当初の計画にあったらしい$799での投入はないようである。これは価格のロジックであるが、“Fiji XT”は$550~600のGeForce GTX 980よりも高い性能を有し、その性能は$999のGeForce GTX Titan Xに近い。そして多くのGeForce GTX Titan Xは$1049で$999よりも高い。そのため、“Fiji”の価格は$849が適当であるということになる。

“Fiji”はGeForce GTX Titan Xよりは手の届く価格となりそうだが、NVIDIAは“Fiji”のローンチに近い時期にGeForce GTX 980 Tiをローンチすると言われている。

“Fiji”はまず4GB版が店頭に並ぶ。8GB版はDual-GPUカードであるが、4GB版と同時にはローンチされない。

“Fiji”の性能はGeForce GTX 980以上というのがもっぱらですが、その性能は未知数です。しかし、その性能次第では$849という価格も十分あり得るでしょう。Fudzillaの記事の後半には“Fiji”がそれ程多く作れないという指摘もあり(HBMまたはシリコンインターポーザの絡み?)、今現在の話を聞く限りではそれ程安価になる要素はないように思えます。



◇“Fiji”は特別なブランディングになる?
Top-end AMD "Fiji" to Get Fancy SKU Name(techPowerUp!)
AMD Fiji to Take on GeForce Titan in High-End Branded Card(VR World)

SweColockers.comによるとAMDは“Fiji”にRadeon R9 3xxではなく、例えるならGeForce GTX Titanのような特別な名称を与えるようだ。

その名前についてはまだ伝えられていません。
・・・まさかRadeon R9 Fury MAXX?



◇AMDが次世代GPUに使用するHBMについて解説を行う
High Bandwidth Memory (HBM) Architecture - AMD Plans for the Future of GPUs(PC Perspective)
An Introduction to HBM - High Bandwidth Memory - Article - Guide - Review(Guru3D)
AMD's high-bandwidth memory explained(The Tech Report)
AMD explains High-Bandwidth-Memory(VideoCardz)
米AMD、次世代GPUに搭載を予定する広帯域メモリ「HBM」の詳細を公開(マイナビニュース)

AMDのJoe Macri,氏 (Corporate Vice President and Product CTO) がHigh-bandwidth memoryへの移行と今後のAMD製品の方向性について解説を行った。

HBMに関する解説が電話会議の形で行われた模様で、使用されたスライドともに解説記事が各メディアに掲載されています。マイナビニュースには日本語での解説記事が掲載されているため、詳細はこちらを参照いただくとして、ここでは要点だけを述べます。

まず“GDDR5 WILL SOON STALL GPU PERFORMANCE”というスライドで原稿のGDDR5が電力・消費電力カーブにおいて効率の悪い領域に入りつつあり、限界を迎えつつあることが示されています。また次の“GDDR5 ALSO LIMITS FORM FACTORS”というスライドで実装面積の問題について指摘しており、GDDR5のチップそのものがこれ以上小さくできないこと、広帯域を得るために多くのチップを搭載しなければならないこと、そして消費電力とともに実装面積が高性能製品のサイズを規定してしまうと述べています。

“OFF-CHIP INTERFACES SFCALE POORLY”と題されたスライドでもGDDR5を例にオフチップでのメモリ実装の問題点が挙げられており、ここでも広帯域実現のための消費電力の問題が指摘されています。そしてこの解決策としてHigh-bandwidth memory (HBM) があるとしています。“HIGH-BANDWIDTH MEMORY”および“GRAPHICS TECHNOLOGY LEADERSHIP”と題されたスライドではこのHBMの図と特徴が記されています。HBMとGPUはSilicon interposerを介して接続されます。HBMは複数のDRAMダイを3次元方向に積層しそれぞれをTSVで接続します。

HBMとGDDR5の比較スライドもあり、帯域はGDDR5がチップあたり32-bitに対し、HBMは1024-bit、周波数はGDDR5が最高1750MHz(7000MBps)に対し、HBMは500MHz(1000MBps)となります。帯域はGDDR5がチップあたり28GB/sで、HBMが1 stackあたり100GB/s以上となります。駆動電圧はGDDR5が1.5VでHBMが1.3Vと記されています。

HBMのメリットとしてはこれまで幾度となく強調されている広い帯域と省電力製に加え、今回は実装面積の縮小も示されています。

“Fiji”に用いられるHBMは第1世代となります。第1世代のHBMは1GBのみとなり、それ以上の容量のHBMは第2世代を待つ必要があるようです。
一方、“Fiji”には8GB版が存在するという話はあり、これがどういった形となるかが今後注目されます(Dual-GPUにして8GBを実現するとする見方も一部ではあるよう)。



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コメント
この記事へのコメント
148216 
Radeon R9 Fury MAXXってネーミングなら絶対に買う!内容がクソでも買うよ
2015/05/22(Fri) 20:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148225 
> MAXX
その次代にPCには触れてなかったので詳しくは知らんが、そこでATI時代の古い黒歴史を掘り起こすのか・・・・w
2015/05/23(Sat) 15:40 | URL | LGA774 #-[ 編集]
148236 
Fury MAXX復活だったら熱すぎる
2015/05/24(Sun) 22:28 | URL | LGA774 #2DdjN05.[ 編集]
148243 
Windows10対応予定→対応できませんでした!
の悪夢再びか
2015/05/25(Mon) 15:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
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