北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
NVIDIA GeForce GTX 750 Ti and GTX 750 final specifications(VidceoCardz)
NVIDIA Maxwell GeForce GTX 750 Ti and GTX 750 Official Specifications Confirmed, 60-Watt GPU – GeForce 800 Series Arrives in Second Half of 2014(WCCF Tech)
GM107 Features 128 CUDA Cores Per Streaming Multiprocessor(techPowerUp!)
NVIDIA GeForce GTX 750 (Ti), official specifications and performance (VideoCardz)

ベトナムのForumに“Maxwell”アーキテクチャを採用するGeForce GTX 750 Ti / GTX 750の詳細を示した公式スライドがリークした(※2014年2月16日18時49分現在、当該記事は削除されている模様)。“Maxwell”はNVIDIAの最新世代のGPUアーキテクチャとなり、性能の向上と高い電力効率を実現した。

スライドはNVIDIA APACがベトナムのホーチミン市で行ったカンファレンスで提示されたもののようである。このスライドにはNVIDIAの2014年のGPUラインナップについて記されており、最新の“Maxwell”コアがもたらされることが示されていたという。最初にNVIDIAが投入するのは第1世代の“Maxwell”で“Steaming Multiprocessor Muxwell (SMM)”)と呼ばれるユニットから構成される。“Steaming Multiprocessor Muxwell (SMM)”は“Kepler”世代のSMXを置き換えるもので、1つのSMMは4つのブロックで構成される。この1つのブロックは32のCUDA coreで構成されており、1つのSMMはは合計128のCUDA coreで構成されることになる。
 
GM107の“Graophics Processing Cluster (GPC)”は5基のSMMから構成されており、GPCがRaster Engineに接続されている。1つのSMMはVertex FetchやTessellator, Viewport transform, attribute setup, stream outputを含むPolymorphe Engine 2.0を搭載している。SMM 1基には8基のTexture mapping unitが搭載されており、GM107合計の個数は40である。ROPは16基であり、64-bitメモリコントローラを2基搭載する。

第1世代の“Maxwell”は前世代と比較して35%の性能向上を実現し、Performance-per-wattでは2倍に達するという。まず登場するのは2種類のミドルレンジ製品でこれがGeForce GTX 750 Ti / GTX 750である。

GeForce GTX 750 TiはGM107を搭載するグラフィックカードとしては最上位に位置する製品となる。CUDA core数は640、TMUは40、ROPは16となる。メモリはGDDR5を2GBまたは1GB搭載し、メモリインターフェースは128-bitとなる。コア周波数はBase 1020MHz / Boost 1085MHzで、メモリ周波数は1350MHz(5400MHz)である。出力はDual-link DVI×2, mini-HDMI, DisplayPort 1.2である。TDPは60Wで、PCI-Express電源コネクタを必要としない。ただし、いくつかのベンダーの非リファレンス仕様のカードは安定性向上のため6-pin×1のPCI-Express電源コネクタを設けている。GeForce GTX 750 Tiは2月18日に$129~139で登場する見込みだ。

もう1つのGM107搭載カードがGeForce GTX 750である。GeForce GTX 750のCUDA core数は512でTMUは32、ROPは16である。メモリはGDDR5 1GBを搭載し、メモリインターフェースは128-bitである。コア周波数はGeForce GTX 750 Tiと同じBase 1020MHz / Boost 1085MHzとなるが、メモリ周波数は1250MHz(5000MHz)である。TDPは55Wである。GeForce GTX 750も2月18日予定で、$100前後の価格帯で投入される。

NVIDIA APACはこのカンファレンスでGeForce 800 seriesの計画についても明らかにした。GeForce 800 seriesは“Maxwell”アーキテクチャを全面的に採用し、2014年第2四半期に登場する。つまり、現行のハイエンドGPUであるGeForce GTX 780, GTX 770, GTX 760の置き換えとなるハイエンドGPUが2014年第3四半期に登場するものとみられる。これらハイエンド向け“Maxwell”のコードネームがGM200, GM204, GM206となるという情報もすでに入ってきている。ただし、今回のカンファレンスでNVIDIAはこれらのハイエンド“Maxwell”が20nmプロセスで製造されるかどうかについては言及しなかった。

初期の“Maxwell”のラインナップはGeForce GTX 750 seriesで用いられるGM107と、エントリー向けでGeForce GT 840MをはじめとするGeForce 800M seriesで展開される見込みのGM108の2種類のコアで構成されることになる。

最後にGeForce GTX Titan Blackについてであるが、そのカードの基板の写真がHardwareLuxxに掲載された。使用されるコアは2880基すべてのCUDA coreが有効化されたGK110-430-B1 coreを用いる。製造プロセスは28nmである。TMUは240、ROPは48でメモリはGDDR5 6GBを搭載し、メモリインターフェースは384-bitとなる。
さらに倍精度浮動小数点演算機能が有効化されている。そしてTDPは250Wとなり、競合の“Hawaii XT”よりも低く抑えられている。周波数は狂気と形容できるようなものになると言われており、メモリ周波数は1750MHz(7000MHz)、コア周波数は900MHz以上とでもなるのだろうか。価格は$999である。
GeForce GTX Titan Blackも2月18日に登場するようである。


GeForce GTX 750 Ti / GTX 750のスペックはNVIDIA APACが開催したカンファレンスで明らかになったもののようで、そのプレゼンテーションスライドがWCCF Techにも掲載されています。
またGeForce GTX 750 TiまたはGTX 750のものと思われるカードの写真も掲載されています。ローエンド向けによく見られる基盤の短いカードで、冷却機構はかなり貧弱そうですが、逆に言えばその程度の発熱ですむと言うことでしょう。6-pin×1のPCI-Express電源コネクタのパターンは基板にあるものの、この写真のカードには搭載されていません。おそらくOC仕様のカード等では6-pin×1のPCI-Express電源コネクタを搭載することになるのでしょう。

GeForce GTX Titan Blackについてもその基板の写真が掲載されており、GL110-430-B1の刻印が入った大型のコアがカードの中央部に見られます。PCI-Express電源コネクタは6-pin+8-pinとなっています。

GeForce GTX 750 Ti / GTX 750のスペックを以下にまとめます。

GeForce
GTX 750 TiGTX 750GTX 660GTX 650
コア
プロセス
GM107-400
28nm
GM107-300
28nm
GK106-400
28nm
GK107-450
28nm
SMX数5452
CUDA core数640512960384
TMU数40328032
コア周波数Base1020MHz1020MHz980MHz1058MHz
Boost1085MHz1085MHz1033MHz
搭載メモリGDDR5
1GB, 2GB
GDDR5 1GBGDDR5 2GBGDDR5 1GB
メモリ周波数1350MHz
(5400MHz)
1250MHz
(5000MHz)
1502MHz
(6008MHz)
1250MHz
(5000MHz)
メモリインターフェース128-bit128-bit192-bit128-bit
ROP数16162416
TDP60W
なし
55W
なし
140W
6-pin×1
64W
6-pin×1




GeForce GTX Titan BlackのスペックについてはVideoCardzでまとめられています。

NVIDIA GeForce GTX TITAN Black final specifiactions(VideoCardz)

スペックを表にしてまとめたものが以下となります。

GeForce
GTX Titan
Black
GTX TitanGTX 780 TiGTX 780
コア/プロセスGK110/28nm
SMX数15141512
CUDA core数2880268828802304
TMU数240224240192
コア周波数Base890MHz837MHz875MHz863MHz
Boost980MHz876MHz928MHz900MHz
搭載メモリGDDR5 6GBGDDR5 6GBGDDR5 3GBGDDR5 3GB
メモリ周波数1752MHz
(7008MHz)
1502MHz
(6008MHz)
1752MHz
(7008MHz)
1502MHz
(6008MHz)
メモリインターフェース384-bit384-bit384-bit384-bit
ROP数48484848
TDP250W250W250W250W
価格$999$999$699$499


数字だけ見るとGeForce GTX 780 Tiのコア周波数を若干高めて、搭載するメモリの容量を6GBにしたもの、ととらえることができますが、GDDR5 6GBの搭載とともに倍精度浮動小数点演算機能の有効化が行われており、GeForce GTX 780 Ti / GTX 780にはなく、GeForce GTX Titanには存在した機能も引き継がれています。基板はGeForce GTX 780 Tiと変わらないものとなるようで、これにより(GeForce GTX 780 Tiと同様の)各社独自仕様のカードを簡単に開発することができるだろうとしています。

性能はGeForce GTX Titan比で15%高速としています。
登場予定日は2月18日、価格はGeForce GTX Titanを引き継ぎ$999となる模様です。

(過去の関連エントリー)
GeForce GTX 750 Ti/GTX 750のスペックとGM107コアの詳細(2014年2月18日)



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コメント
この記事へのコメント
142922 
これだけ効率が良いなら20nm版のミドルに期待
2014/02/16(Sun) 23:10 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142923 
今、GeForceに必要なのはmantleに対応すること
誤差程度のシェーダ増ではあれには到底太刀打ちできないぞ
2014/02/16(Sun) 23:12 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142925 
750Tiのメモリを192か256にしたものがまんま理想なんだけどなー
2014/02/17(Mon) 02:11 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142926 
よし、リファレンスでは少なくとも補助電源なしだな!
あとは価格だわ
1万5千切ってくれよ~頼むよ
2014/02/17(Mon) 02:56 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142927 
前の記事で紹介してたサイトほどの性能にはならなかったけど、同プロセスでこのワッパはすごいな。
AMDもがんばって競争いてほしいなGPUだけでも・・・。
2014/02/17(Mon) 05:14 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142928 
補助電源無しで旧世代最上位のGTX650は精々GTX550Ti相当で旧世代の
GTX285すら超えられない程度の貧弱な性能だったのに
750Tiはそれを飛び越えてGTX480相当とかKeplerとは何だったのか状態だわ
2014/02/17(Mon) 05:32 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142930 
ASUSTekの750Tiは、6pin電源のDualFan
これはもう早く購入したくてうずうず
2014/02/17(Mon) 09:34 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142933 
mini-HDMIいらねHDMIにしろ
2014/02/17(Mon) 14:23 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142936 
コア変更の初代はスペック通りの性能が出るかドライバ次第ってとこがあるからなあ
とはいえ補助電源なしでそれなりに動くなら売れそうだわ
2014/02/17(Mon) 22:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142937 
今回のMaxwellは全くの新設計か。
アーキ的にもかなり進化してるな。
2014/02/17(Mon) 22:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142938 
メモリ幅128bitってのは、なんか勿体無い気がするなぁ…
2014/02/17(Mon) 23:51 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142940 
>142923 
>今、GeForceに必要なのはmantleに対応すること
>誤差程度のシェーダ増ではあれには到底太刀打ちできないぞ

http://www.4gamer.net/games/234/G023477/20140203052/
Mantleは事実上、CPUの力不足をGCNで補完するBF4専用API。
Core i5以上のCPUでBF4しないなら投資に見合ったメリットが見いだせない。
2014/02/18(Tue) 01:44 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142943 
予価は「GeForce GTX 750 Ti」モデルで約18,000円前後~約21,000円前後、「GeForce GTX 750」モデルで約14,000円前後~約18,000円前後。

やっぱ最初は高いわ
2014/02/18(Tue) 12:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142949 
>142943
近くのショップでは初売りのGTX660が14980円で売れ残ってるというのに・・・
2014/02/18(Tue) 21:02 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142950 
MaxwellってARMコア統合だったよな。
ドライバーのJITやら最適化処理をARMに丸投げすれば既存APIでもCPUリソース減らせそうだよね。
2014/02/18(Tue) 21:25 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142953 
マントルはDX11より描画汚かったしどうでもいいわ。
2014/02/18(Tue) 22:26 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142955 
初物税にしたってちょっとなあ
2014/02/18(Tue) 23:10 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142957 
代理店税無ければまだ選択肢になるんだが・・・
2014/02/19(Wed) 00:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142959 
メモリ周り貧弱だし高すぎる
ニッチな層にしか売れないだろ
2014/02/19(Wed) 01:47 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142961 
午後11時解禁だったんですね
今朝ASUSTek750Tiオンラインオーダーしました
ハイエンド待ちの人たちはスルーでしょうけど、こっちはRADEON HD7770の後継欲しかったんで
7770より消費電力下がり、メモリー倍になり、あと、期待のVertual Memory Accessどうなんだろう?
2014/02/19(Wed) 09:54 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142962 
750が8000-1.1万円、750Tiが1.2-1.5万円ぐらいになってSLIすればワッパすごいなかなかのパフォになるのでは。
2014/02/19(Wed) 10:28 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142963 
ちょっと効率が良くなったところで660以下の性能じゃ3Dはどうしようもない
2014/02/19(Wed) 11:32 | URL |    #-[ 編集]
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