北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD Opteron "Warsaw" CPUs spotted(CPU World)

AMDの現行のハイエンドサーバー向けCPUで2,4-wayに対応するOpteron 6300 seriesは2012年11月にローンチされた。コードネームは“Abu Dhabi”と呼ばれ、最高16-coreまでの“Piledriver”CPUコアと、最大16MBまでのキャッシュを搭載し、また(現時点での)最新のx86拡張命令に対応する。
AMDの公式ロードマップではこの“Abu Dhabi”に続くCPUは“Warsaw”となる。“Warsaw”もまた32nmプロセスで製造される。現時点では“Warsaw”の詳細の多くはわかっていないが、12-coreと16-coreがラインナップされ、また現行の“Abu Dhabi”よりもPeformance-per-wattが向上する。“Warsaw”は2014年第1四半期に登場予定であるが、その一部がオンラインショップのShopBLTに掲載された。
 
新たに掲載されたOpteronは“OS6338WQTCGHK”と“OS6370WQTGGHK”の2種類である。これらは“Warsaw Opteron”と表記されている。製品名はOpteron 6338, 6370または6338HE, 6370HEとなるようだ。

ShopBLTでは以下のように記載されています。

OS6338WQTCGHKWarsaw Opteron 6338 12C G34 HE TRAY Software 99W$421.35
OS6370WQTGGHKWarsaw Opteron 6370 16C G34 HE TRAY Software 99W$663.69


Opteron 6338HE, 6370HE(2014年1月20日)

ここから先はそれぞれOpteron 6338HE, 6370HEと記述します。ちなみにCPU Worldでも同様の記述となっています。

掲載されているスペックから読み取れるのはOpteron 6338HEが12-core、Opteron 6370HEが16-coreであること、TDPがどちらも99Wであること、SocketG34に対応することである。リストに掲載されている情報は少ないものであるが、OPNからいくつかのことが類推できる。
Opteron 6338HEを例にとると、まず7~8文字目の“WQ”はTDPを示しており、以前にローンチされたOpteron seriesのどのSKUとも異なるTDPを有していることがわかる。次に9~11文字目の“TCG”はSocketG34で12-core, L3=16MBであることを示している。そして最後の12~13文字目の“HK”は“Piledriver”のOR-C0 revisionが使用されていることを表している。これらOpteronの周波数は不明であるが、現行のOpteron 6300 seriesのTDP115WのSKUからある程度推測ができる。Opteron 6338HEと6370HEは“Abu Dhabi”コアのOpteron 6348, 6380よりもTDPが14%低減されている。そしてOpteron 6348, 6380よりも良好のPerformance-per-wattを得るためにはOpteron 6348, 6380の周波数を14%減じた数字―つまりOpteron 6338HEならば2.50GHz以上、Opteron 6380HEならば2.20GHz以上が必要となる。


現在の“Abu Dhabi”コアのOpteronのラインナップが以下となります。

Opteron 6300(Abu Dhabi / 32nm SOI / SocketG34)
core数
module数
定格周波数
TC時周波数
キャッシュACP
TDP
対応メモリ
6386SE16-core
8-module
2.80GHz
TC 3.50GHz
L2=2MB x8
L3=8MB x2
***W
140W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$1392
638016-core
8-module
2.50GHz
TC 3.40GHz
L2=2MB x8
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$1088
637816-core
8-module
2.40GHz
TC 3.30GHz
L2=2MB x8
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$867
637616-core
8-module
2.30GHz
TC 3.20GHz
L2=2MB x8
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$703
6366HE16-core
8-module
1.80GHz
TC 3.10GHz
L2=2MB x8
L3=8MB x2
***W
85W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$575
634812-core
6-module
2.80GHz
TC 3.40GHz
L2=2MB x6
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$575
634412-core
6-module
2.60GHz
TC 3.20GHz
L2=2MB x6
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$415
63288-core
4-module
3.20GHz
TC 3.80GHz
L2=2MB x4
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$575
63208-core
4-module
2.80GHz
TC 3.30GHz
L2=2MB x4
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$293
63084-core
2-module
3.50GHz
L2=2MB x2
L3=8MB x2
***W
115W
4ch DDR3
-1600
'12/11/5
$501


Opteron 6300 seriesではモデルナンバーと定格周波数が綺麗に相関しており、同じコア数同士であれば、モデルナンバーが2増えると周波数が100MHz増えるという関係にあります。そして異なるコア数のものが同じようなナンバーにオーバーラップしないように付番されているため、この規則が“Warsaw”にも当てはまるとするとOpteron 6370HEは16-core / 2.00GHz、Opteron 6338HEは12-core / 2.30GHzとなります。CPU Worldで推測されている数字と微妙に違う数字が出てきてしまいましたが、この辺りは近いうちにわかるでしょうか(そもそもCPU Worldのように“Abu Dhabi”のTDP115W版最上位モデルと、今回の“Warsaw”(とされるもの)のTDP99W版(?)の最上位かどうかもわからないものを比べることに意味があるのだろうか?)。

現行の“Abu Dhabi”コアのOpteron 6300 seriesのOPNはOpteron 6376であれば“OS6376WKTGGHKS”、Opteron 6366 HEであれば“OS6366VATGGHKS”となっています(AMD Opteron 6000 Series Product Brief (pdf)より)。12~13文字目がコアのRevisionを表すものと思われますが、“Abu Dhabi”も今回の“Warsaw”とされるものもどちらも“HK”で変化がありません(・・・本当に“Warsaw”なのだろうか?)。



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