北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
AMD Launches Radeon R9, R7 and R5 M200 Mobile GPUs(CPU World)
【AMDブース編】モバイル向けRadeon R9/R7/R5 M200とMantle対応Catalyst 14.1(Impress PC Watch)

AMDはCES 2014で3種類のMobile向けGPU―Radeon R9 M290X, R7 M265, R5 M230を明らかにした。これらは“Graphics Core Next”をベースとしたものである。このうちRadeon R9 M290XとR7 M265は既存のGPUをリネームしたものであるが、Radeon R5 M230は新しいエントリーレベルGPUであり、スペックとしてはRadeon HD 8500 seriesに似たものとなる。現時点では、これらのモデルはAlienwareやClevo、Lenovo、MSIのシステムで見ることが出来る。
 
Radeon R9 M290XはRadeon HD 8970Mで使用されていた“Neptune”を使用する。StreamProcessor数は1280で、周波数は850MHz、演算性能は2.176TFlopsである。TMUは80、ROPは32であり、スループットはそれぞれ68.0 gigatexels/sと27.2 gigapixels/sである。メモリはGDDR5を4GB搭載し、周波数は1200MHz(4800MHz)、メモリインターフェースは256-bitで帯域は153.6GB/sとなる。

Radeon R7 M265はRadeon HD 8700M seriesで使用されていた“Mars”を使用したものである。StreamProcessor数は384である。TMUは24、ROPは8で、スループットはそれぞれ17.4 gigatexels/sと5.8 gigapixels/sである。演算性能は556.8GFlopsとなる。メモリはGDDR5を2GB搭載し、周波数は1125MHz(4500MHz)でインターフェースは128-bit、帯域は72GB/sとなる。

Radeon R5 M230は“Jet”と呼ばれるGPUを使用したもので、Radeon HD 8500 seriesで用いられた“Sun”と同等のスペックを有する。StreamProcessor数は320で、周波数は780MHz、演算性能は499GFlopsである。TMUは20、ROPは8でスループットはそれぞれ15.6 gigatexels/sと6.24 gigapixels/sである。メモリはDDR3を4GB搭載、メモリインターフェースは64-bitである。周波数は1000MHz(2000MHz)で、帯域は16GB/sとなる。

これら3種類は全てAMD Enduro technologyに対応し、消費電力の削減とバッテリ駆動時間の延長を実現する。またAMD App Acclerationに対応し、これを使用して書かれたアプリケーションにおいてGPUの性能が全体的に向上する。またRadeon R7 M265とR5 M230は“Mantle”に対応する。

スペックを以下にまとめます。

Radeon R M200 series
R9 M290XR7 265R5 M230
コア
プロセス
Naptune
28nm
Mars
28nm
Jet
28nm
Compute unit2065
StreamProcessor1280384320
TMU802420
コア
周波数
Base850MHz725MHz780MHz
Boost900MHz825MHz1000MHz
搭載メモリGDDR5 4GBGDDR5 2GBDDR3 4GB
メモリ周波数1200MHz
(4800MHz)
1125MHz
(4500MHz)
1000MHz
(2000MHz)
メモリインターフェース256-bit128-bit64-bit
ROP3288
演算性能2176GFlops556.8GFlops499.2GFlops


CES 2014で明らかにされたRadeon R9 M290X, R7 M265, R5 M230のスペックの詳細が明らかにされました。Radeon R5 M230以外は既存のコアを使用したものとなります。これを見るとやはり“Pitcairn”の後継となり、True Audioに対応するPerformance帯のコア(噂では“Curacao”というものがあった)が2013年に出なかったのは残念でなりません(逆に言えば“Pitcairn”は優秀だったと言うことなのだろうか)。デスクトップ向けのRadeon R7 260X/260で使用されている“Bonaire”は2013年の新コアですが、今回のラインナップでは“Bonaire”系統のコアを使用した製品はラインナップされていません。

またCPU Worldの記載とImpress PC Watchの記載に相違点がいくつかあり、例えばRadeon R7 M200 seriesとR5 M200 seriesで使用されているコアはどちらも“Olands”となっています(この場合、320spのR5 M200 seriesは一部ユニットを無効化したものだろう)。またメモリ周波数もRadeon R7 M200 seriesは800MHz(3200MHz)、R5 M200 seriesは800MHz(1600MHz)となっています。

しかし、Impress PC Watchの記事で最も注目されるのは「別途新アーキテクチャに基づいたGPUも計画されており、第2四半期頃に投入する予定であると説明している」という記載で、この通りであれば、今回のGPUはあくまでもショートリリーフで、本命のGPUが第2四半期に登場することになり、胸が熱くなります。

(過去の関連エントリー)
Mobile向けのRadeon R9/R7/R5 M200 seriesが正式発表される(2014年1月8日)



PCパーツの通販は・・・
ソフマップicon 1's TSUKUMO ネットショップ ドスパラ パソコン工房

コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する(投稿されたコメントは承認後表示されます)
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://northwood.blog60.fc2.com/tb.php/7317-6093c566
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック