北森瓦版 - Northwood Blog (Author : 北森四葉. Since July 10, 2006.)
Haswell-EP and Broadwell-EP Xeons on time: Intel server CPU gravy train speeds further(VR-Zone)

まず良いニュースだ。“Haswell-EP”と“Broadwell-EP”は順調である。

競合の不在、及び22nmプロセスと14nmプロセスにおける若干のトラブルにより、多少のペースダウンはあるが、次の数世代は順調に推移する。

IntelはXeon E5-2600 v2―“IvyBridge-EP”の立ち上げを成功させた。主流となるモデルで上位と位置づけられるのは8-core / 3.40GHzのXeon E5-2687W v2と10-core / 3.00GHzのXeon E5-2690 v2である。さらにこの上には12-core / 2.70GHzのXeon E5-2697 v2があるが、これはおそらくXeon E7 v2向けの15-coreのダイから作られているものと思われる。
 
そして今後数ヶ月は4-socket対応のXeon E5-4600 v2や、Multi-socket向けの“IvyBridge-EX”などが予定されており、慌ただしい動きとなるだろう。“IvyBridge-EX”は最大15-coreで、L3キャッシュ容量は最大37.5MB、QPIは3本となる。
ではその後はどうなるだろうか?

 
まず1年後に向けて“Haswell-EP”の開発が全力で進められており、最初の段階のEngineering Sampleは非常に良い出来だったようである。“IvyBridge-EP”がXeon E5 v2となったように、“Haswell-EP”はXeon E5 v3となる。そして複数のダイが用意され、コア数が少ないが周波数の多いものとコア数は多いが周波数が低いものが用意され、ワークステーションやサーバー、スパコンなどに用いられる。

“IvyBridge-EP”は6-coreと10-coreのダイがある。Xeon E5-2600 v2 seriesでラインナップされている12-coreのものは“IvyBridge-EX”のダイを転用したものだ。これが“Haswell-EP”になると8-coreのものと14-coreのものが少なくとも用意される。ただし、一番コア数の多いモデルが16-core以上を搭載するであろう“Haswell-EX”のダイを転用したものかどうかは不明である。もし最もコア数の多いモデルが“Haswell-EX”ダイの転用であれば、Nativeな“Haswell-EP”のダイは12-coreになり、ここに境界線が引かれることにだろうか。“Haswell-EP”はこの数ヶ月以内にOEMやCritical user向けにサンプルが配布される。このサンプリングの段階ではIntelはバリデーションに今まで以上により多くの力を注ぐことになる。これは“Haswell-EP”世代でDDR4や9.6GT/sに引き上げられたQPI、Native対応のUSB 3.0、SAS 12.0GbpsそしてPCI-Express SSDなど多数の新機能が搭載されるためである。

“Haswell-EP”の周波数は現行の“IvyBridge-EP”と同程度と推測される。“Haswell-EP”が公式に姿を現すのは2014年秋のIDFとなるだろう。そして“Haswell-EP”は倍精度浮動小数点演算性能で1-socketあたり700GFlops(2-socketなら1.4TFlops)を達成する。ハイエンドデスクトップ向けで8-coreの“Haswell-E”―Core i7 5900系でさえも、500GFlops近い倍精度浮動小数点演算性能を定格で実現する見込みである。FMA fused multipley add extrasも演算性能の向上に貢献するだろう。

2015年には次世代Xeon Phiが登場するが、Xeonには“Broadwell-EP”がXeon E5 v4として登場するだろう。“Broadwell-EP”は14nmとなる。コア数とL3キャッシュ容量ははさしずめ18-core / L3=45MBといったところであろうか。そしてより高速なメモリと組み合わされることになるだろう。

“Haswell-EP”と“Broadwell-EP”の開発が順調に進んでいるという話で、“Haswell-EP”は2014年秋頃、“Broadwell-EP”は2015年中盤に予定されているようです。このうち“Haswell-EP”は8-coreと14-coreという数字が出ていますが、これらは以前から言われているもので、8-coreのダイに関してはハイエンドデスクトップ向けの“Haswell-E”でも用いられることになるでしょう。14-coreについては含みのある表現がされており、よりコアの多い“Haswell-EX”のダイを転用したものの可能性も示唆されており、14-coreが“Haswell-EX”のダイの転用であれば、“Haswell-EP”としての上位ダイは12-coreになるのではないかとも述べています。なお“Haswell-EX”の本来のコア数についてはまだ言及されていません。

“IvyBridge-EP”でもダイとしては6-coreと10-coreの2種類のダイが用意されており、“Haswell-EP”でも少数コアのダイと多数コアのダイの2種類が用意されるというのは割と考えやすい流れです。なお、Xeon E5-2600 v2 seriesにある12-coreの製品は、もともと15-coreの“IvyBridge-EX”のダイを転用した物ではないかと推測されています。



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コメント
この記事へのコメント
141925 
ゲーマーが望んでるのは3万前後の価格帯に6コア以上でしょうに。
2013/12/17(Tue) 16:53 | URL | LGA774 #-[ 編集]
141929 
ふ~ん
TDP95W以下でないと眼中にない、あっしにゃぁ、関係のない話でござんすね
2013/12/17(Tue) 20:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
141938 
完全にマルチコア化が停滞しているデスクトップ/モバイルを尻目にXeonは順調にメニーコア化が進んでいるが、サーバで動かしているプログラムはマルチスレッド対応しているということなのだろうか?
デスクトップではシングルスレッドなプログラムばかりで、アムダールの法則によりコアを増やしても実性能があまり伸びなくなってしまっているのに
とは言えシングルスレッド性能はもう殆ど伸びしろがなくなってしまっている
だからこそメインストリームはGPUをオンダイに統合し(尤もこれはハイファチームが以前から計画していたようだが)、その性能の向上を持ってシステムの性能を向上させようという、AMDと同じアプローチを取らざるを得なくなっている
確か、シングルスレッドなプログラムをマルチスレッド動作に変換できる技術をインテルが研究していた気がするが…実現するのは何年後だろう?
2013/12/18(Wed) 15:30 | URL | LGA774 #-[ 編集]
141970 
>141938
サーバーは沢山のプログラムを同時に動かすから沢山のコアを集積することに意味がある。少コアのCPUを使っていては、CPUソケットだらけの基板を一杯用意しないとサーバー1台としての性能が上げられない。
2013/12/21(Sat) 00:15 | URL | LGA774 #-[ 編集]
141972 
Xeonはゲーマー向けじゃなくてクリエーター向けですよ
2013/12/21(Sat) 09:06 | URL | LGA774 #-[ 編集]
141977 
もう自作も終焉かな・・・

2013/12/21(Sat) 17:22 | URL | LGA774 #-[ 編集]
141992 
>>141925
何を夢見てるのかよくわからない。
そのくらいの価格帯でCPU買う人たちにとってはコア数よりもクロックだろう。
2013/12/22(Sun) 15:08 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142000 
POWER7+やZみたいな、多コアで周波数も高い重厚系CPUをインテルには出して頂きたいんですけどね。確かにコア数を多くして周波数は抑えた方が効率は良いんだろうけど、自作Xeonユーザーとしては面白くない。
2013/12/22(Sun) 23:48 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142001 
業務アプリの出来が悪いのでいまだにシングルスレッド性能が重要。1GB前後の画像群を加工するのにシングルスレッドだとかJavaで動くとかまだそんな状態だorz
Xeonのクロックが上がらないのはつらいなぁ。
2013/12/23(Mon) 02:09 | URL | LGA774 #-[ 編集]
142002 
それよりも仮想化環境のバックボーンとしての有用性が最大の焦点。
1ユニット当たりのコア数が増えれば増える程仮想化環境の集積率も高くなって、総合的なコストは安くなる。
時代のトレンドって意味でもそうだし、さらにこれにPhi系が組み合わさる
と本当に他社の介在する余地が無くなるか?
2013/12/23(Mon) 02:42 | URL | LGA774 #1Nt04ABk[ 編集]
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