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ついにベールを脱いだSandy Bridge世代のIntelデスクトップCPU計画(Expertspc.com)

“SandyBridge”世代のIntelのデスクトップCPUの計画が明らかにされています。情報元が日本語記事なので詳細は元記事をご覧いただくこととし、ここでは概略だけを述べます。

○“SandyBridge”世代のデスクトップCPUは2種類
“SandyBridge”世代のデスクトップCPUは“SandyBridge B2”と“SandyBridge H2”の2種類となり、前者の“SandyBridge B2”がLGA1366 CPUの後継、後者の“SandyBridge H2”がLGA1155を採用する。IDFで公開されたのは“SandyBridge H2”のダイだという。
Core i3 naked(NordicHardware)
Core i3 Clarkdale Stripped(Expreview.com)

“Clarkdale”はCPUとGPUを同じパッケージに封入している。でヒートスプレッダを剥がすと、32nmプロセスのCPUコアのダイと45nmプロセスのGPU+ノースブリッジのダイが2つ収まっている。

この世代ではノースブリッジの機能はCPU側に移される。そして“Clarkdale”を動かすにはH55またはH57チップセットが必要となる。

(x86 CPUのMCMも)“Presler”, “Kentsfield”, “Yorkfield”と続いてきているので最近ではさほど珍しいものでもありません。ただ、“Clarkdale”の場合は32nmプロセスと45nmプロセスという異なるプロセスで、しかも機能の異なるダイが載せられている点が今までのMCMのCPUとは異なります。“Yorkfield”までは同じダイを2つ載せており、2010年に登場するAMDのSocketG34向けCPUでもSocketC32向けCPUのダイを2つMCMにして搭載する予定となっています。
次の世代の“SandyBridge”ではGPUコアも1ダイに統合されるようですので、CPUコア+GMCHのMCMは“Clarkdale”の1世代限りになるかもしれません。

◇“Cedarview”は“Pineview”より高速
Cedarview 2011 ATOM CPU to be faster than Pineview(Fudzilla)

2010年に登場する“Pineveiw”ことAtom D410とD510は現行のAtom 230と330とほとんど変わらない速度である。しかし、2011年の“Cedarview-D”ではいくらかスピードアップする。

“Cedarview-D”は32nmプロセスであることから、いくらか周波数が向上していると思われる。Intelによると“Cedarview-D”は(“Pineview-D”より)5〜10%高速化されるという。つまり“Cedarview”ではより少ない消費電力の枠内でCPU性能を上げたものと考えて良い。

“CedarTrail-D”プラットフォームは全体で10W未満の消費電力となる。

Atomに関しては少なくとも2011年までは省電力化を重視し、性能向上は二の次になるようです。これは組み込み向けも見込んでの動きのようです。
いわゆる小型PCの性能向上はCULVやその後継に任せようとIntelは考えているのかもしれません。
Weitere Intel 32 nm-Arrandale-CPUs vor Launch(Hardware-Infos)

Mobile向けのDual-Core+GPU搭載版“Westmere”となる“Arrandale”のラインナップがまとめられています。
以下にそのラインナップを表にしてまとめました。背景黄色は11月14日に新たに明らかになったモデル、背景桃色は今回明らかになったモデルとなります。
Gulftown review - months before the launch(PClab.pl)
Gulftown Core i9 reviewed(Fudzilla)

◇“Gulftown”について
“Conroe”(Core2 Duo 65nm)と“Wolfdale”(Core2 Duo 45nm)のように、“Gulftown”は基本的には“Bloomfield”の特徴を継いでいる。“Gulftown”を短く言い表すならば“Bloomfield”にコアを2つ追加し、L3キャッシュを増量したものということになるだろう。もっと詳しく言えば“Gulftown”は6-coreで12MBのL3キャッシュを有する。一方でL1D, L1C, L2キャッシュ容量は“Bloomfield”から変わりない。また3-channelメモリコントローラや2本のQPIリンクを有する点も“Bloomfield”同様である。なおQPIについてはデスクトップ向けでは1本が無効化される(2-way向けの“Westmere-EP”では2本のQPIが有効化され、1本がIOHと、もう1本がもう1個のCPUと接続する)。非公式な情報によると、“Gulftown”のダイサイズは21.1 x 11.4mmの240mm2前後になるという。この数字は“Bloomfield”の263mm2と比べると10%程小さい。
Cedarview-D platform TDP is under 10W(Fudzilla)
2011 Atom 32nm platform TDP is 12W to 15W(Fudzilla)
2011 Cedarview 32nm Atom uses Tigerpoint NM10(Fudzilla)

“Pineview-D”はIntelのデスクトップ向けAtomで、ネットトップなどに使われる低消費電力なプラットフォームに使われるCPUである。“Pineview-D”は2010年1月にローンチされ、現在生産に入っている。“Pinview-D”は45nmプロセスで製造され、CPUにメモリコントローラとGPUコアを統合する。
Intel wants to stick chips in your brain(The Inquirer)

Intel曰く、2020年までに我々はチップを脳内に埋め込み、マウスやキーボードを使わずにコンピュータを制御できるようになるそうだ。
Intel's six-core Gulftown is performing well(The Inquirer)

2ヶ月ほど前、“Gulftown”の初期サンプルの写真がインターネット上に出回った。“Gulftown”は2010年リリース予定の32nmプロセスの6-core CPUである。登場は2010年第2四半期と呼ばれており、“Westmere”世代のフラッグシップとなる。対応SocketはLGA1366となる。
“Gulftown”はBIOSが対応すれば現行のLGA1366でサポートできるとされている。アップデートされた新steppingの“Tylersburg”
(=X58)チップセットを使えばその方が若干性能が向上するだろうが、多くの場合でわざわざ当たらしマザーボードに買い換える必要はない。
Cedarview Atom 2011 has HD support(Fudzilla)

32nmプロセスで製造される新型Atom―“Cedarview”は統合されるGPUも新型となり、DirectX 10.1のサポートとHDコンテンツのサポートが行われる。

“Cedarview”ではBlu-rayのサポートとDual digital displayの公式サポートが行われる。“Cedarview”の統合される新型GPUはVGAとLVGAをサポートし、“Pienview”でサポートされるLVDS, eDP, HDMI, DisplayPortに加わる形となる。

現行Atom+945G系の組み合わせではHDコンテンツのサポートは行われていません。しかし2011年の“Cedarview”からはこれがサポートされます。2011年時点ではAtomプラットフォームといえどもHDコンテンツに対応する程度の能力が求められるとIntelは考えているのでしょう。逆に言えばそれまではHDコンテンツへの対応は見送られ、AtomプラットフォームとCore系のプラットフォームの差別化のポイントの1つともなります。Intelとしては下手にAtomを高性能化・高機能化してしまうとCore系を食う可能性があるので、Atomの高性能化・高機能化のさじ加減は難しいところでしょう。
使用する側としてはDual-Coreにしろとか、GPUをもっと良いものにしろとかいろいろ言いたいところでしょうが(個人的にもネットブック向けAtomのDual-Core化は切に望む・・・)。

(過去の関連エントリー)
次々世代Atom―“Cedarview”の話(2009年11月21日)

Arrandale P4500 mobile Celeron to launch in Q2(Fudzilla)

最初の“Arrandale”ベースのCeleronは2010年第2四半期にローンチされる見込みだ。また“Penryn”ベースのCeleron T3300は1月17日に$86でローンチされる。Celeron T3300は2.00GHzでDual-Core(2-core / 2-thread)となる。キャッシュ構成はL2=1MB、FSBは800MHzである。対応プラットフォームは“Montevina”である。


“Arrandale”ベースのCeleronはCeleron P4500と呼ばれ32nmプロセスのDual-Core CPUとなる。スレッド数は2となり、周波数は1.86GHz、TurboBoostには非対応である。L3キャッシュは2MBとなる。

Celeronの45nm化はだいぶ遅くなった印象があります。その一方で、32nmのCeleronは2010年第2四半期と比較的早く登場するようです。その背景にはCore2世代から“Nehalem / Westmere”世代でSocketやプラットフォームが大きく変わることに加え、“Nehalem / Westmere”世代でローエンドに転用可能なコアが32nmの“Clarkdale / Arrandale”しかないことがあるでしょう。